消費税増税後の国債格付け
昨日のコラムでも少し書きましたが
消費税増税延期が決まり、格付け機関に少し動きがあります。
S&Pは、今回の増税見送りで特に変更はなさそうなコメントを出していますが
ムーディーズや、フィッチあたりは、格下げする可能性もありそうです。
今後の政府方針を踏まえて、判断するとされています。
ムーディーズの格付けですと、現在はA1というランクです。
中の上くらいの位置づけとなっており
中国や韓国を下回る格付けになっています。
さらに1段下がるとすると、スロバキアと同じ格付けになります。
国債の格付けは、実際あまり関係ないという議論もあり
現在は、国債のほとんどが日銀が買い取っている形で
特に海外マーケットが格付けを見て買う事はありません。
また、マイナス金利ですから、わざわざ買いたい人はいません。
なので、直接的には、国債の格付けが低くなったとしても
さほどの影響はないと思います。
ただ、これが格付けBとかまで下がってくると
また別の問題が生まれてきます。
企業に対する信用格付けにも影響してくることになり
日本企業そのものの、社債の格付けが高いランクが取れなくなります。
ここまで下がってくると、国債だけの問題だけではなく
企業の資金調達の問題にまで発展してくるので
気にしないという訳には行きません。
消費を維持、拡大することと
財政再建の両立は結構難しいとは思います。
アベノミクスをやった結果でも、今の状態ですからね。
どうやったらいいのだろう?と考えてはみるものの
なかなか、根本的な解決を図るのは大変そう。
どうやったら、日本の経済は回復させられるのでしょうかね?!
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