先物 取引時間拡大 / マザーズ先物スタート
昨日7月19日より、新しいデリバティブ売買システム(J-GATE)が稼働しました。
デリバティブ取引は、定期的に商品などの拡充をしており
投資家としてはありがたい選択肢が、どんどん増えています。
今回のシステム変更のハイライトを、投資コラムでお伝えしておきます。
1. 先物取引時間の拡大
これまで、先物取引の売買時間は
9:00~15:15 / 16:30~27:00
という時間で取引されていました。
これが、システム拡張でさらに取引時間が延びて
8:45~15:15 / 16:30~29:30
と取引時間が長くなっています。
大きくメリットがありそうなのが、8:45からの取引開始時間の前倒し。
9時ちょうどに発表になる経済指標などがあるため
少し前から売買ができるというのは、15分の差ではありますが
大きな違いがあります。
現物が動く前に売買できるというのも、また面白い時間帯です。
15:00~15:15という、最後の15分もドラマがある面白い時間なのですが
今度は、寄り付き前の15分も、面白い展開が期待できるかもしれません。
2. 東証マザーズ指数先物の追加
先物銘柄に、東証マザーズの先物が加わりました。
これまで指数系で取引できたのは、日経平均株価とTOPIXでしたが
これに東証マザーズが加わることになります。
これは、それなりに出来高もあるようなので
銘柄としては、面白く機能するのではないかと思います。
マザーズ銘柄とマザーズ指数とのサヤ取りなんかもできるようになるので
よりサヤ取りの選択肢が増えて、サヤドリラーにもありがたい限りです。
マザーズ指数の他にも
・FTSE中国50先物
・台湾加権指数先物
・JPX日経インデックス400オプション
も新たな銘柄として加わっています。
この中では、JPX日経インデックス400オプションが
出来高的には、ちょっと微妙そうな感じはしますが。
盛り上がってくれるといいですね!!
3. ノンキャンセル・ピリオドの導入
これは、どちらかというと要注意な制度なのですが
日経225先物(ミニ含む)、TOPIX先物に
注文の訂正や取り消しができない時間が設けられることになりました。
ややこしいのですが、時間帯で言うと
8時44分~8時45分
16時29分~16時30分
5時29分~5時30分
この3つの時間帯のみが、注文の訂正や取り消しができません。
日中セッションの引け前(15:14~15:15)は、対象外になっている点に注意です。
直前の見せ板のようなものができなくなるので
相場操作ができにくくなるので
相場安定には良い制度ではないかと思います。
今回のJ-GATE変更のハイライトは、この3つになります。
システムが拡充して、益々取引の選択肢が増えるのは
ありがたいことですので、こうした環境を
うまくサヤ取りにも活かしていくようにしましょう。
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