内部留保の段階
会社の内部留保が積み上がっているというのが話題になっています。
ここ数年、特に企業の利益は上がっているのは明白ですが
それが社員に還元されておらず、内部留保という形で
企業の中にとどまっているのが、アベノミクスの循環が
上手くいっていない原因だと言われています。
この点については、私の意見としても同意です。
給与が増えて、それが消費に回っていくことで
経済発展の好循環が生まれるのではないかと思います。
ただ、今の日本は、みんな経済成長に懐疑的になっているので
少しお金が増えたからといって、ため込むようになっています。
企業であれば、内部留保という形で、将来に備えます。
企業が内部留保をはき出すようにしたとしても
今度の次の壁があります。
個人も、消費に回さずに、貯蓄にまわしてしまったら同じこと。
企業の内部留保が、個人の貯蓄に回るだけで
消費拡大には全く寄与しないことになります。
最終的に、消費に回るところまでの仕組みとして機能するのか。
今回の企業の内部留保をはき出す手段として
給与水準を上げたところに対して
法人税を減税するというのが検討されているようです。
この報道を受けて不思議なのが
法人税の減税だけ企業が恩恵を受けるのはズルイという意見が多いこと。
最終的には、個人の給与が伸びるのだからいいと思いますけどね。
本来、税制というのは、誰かが得するとか損するとかではなく
ある程度平等になるようにするのが原則だと思いますが
なかなか、みんなが納得する仕組みは難しいですね。
でも、今の案は良く考えられていると思います。
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