利回りにダマされるな
相場が動く時は、何かしら材料があるので
投資コラムを書くのには悩まされずに済みます。
相場は急変していますが
相場が動いているトリガーが、トルコリラの下落です。
トルコリラは、割と聞いた事あるかもしれませんが
高利回りで有名な通貨になります。
最近はどうだか分からないのですが
ちょっと前までは、銀行とかでも高利回りをうたって
銀行でも外貨預金として推奨されていた気がします。
トルコに限った話ではありませんが
まずは大原則としては
「定期預金ではお金は増えない」
ということを肝に銘じておきましょう。
金利の設定は、経済状況に合わせてセットされますが
景気や物価上昇率に合わせて、適切に設定されます。
その時に、金利というのは
必ず物価上昇を下回るように設定されます。
気持ち的には、金利が安ければ
貯金しておいても仕方ないから、消費しようという気持ちになりますし
反対に金利が高くなれば、消費するよりも貯金しようかな
という気持ちが働いて、物価上昇を抑える力があります。
これが基本的な金利政策のあり方です。
トルコリラなどいくつかの通貨は
外貨預金で高利回りを歌っていますが
金利は物価上昇に負けます。
外貨預金の場合で言えば、金利で儲かる以上に
為替で損するようになるというのが基本原則です。
いくら高金利で、金利がたくさんついたととしても
為替で元本が損してしまっては全く意味がありません。
得てして、高利回りの通貨というのは
この条件が当てはまるようになっています。
ブラジル レアルも高配当で有名ですが
こちらもトルコと同じく、為替で損するパターンです。
高利回りを狙うのだったら
為替として安定している通貨を狙わないとダメです。
そうなると必然的に、金利はある程度抑えられる通貨になります。
まあ、オーストラリアやニュージランドあたりが
割と安定している通貨で、まあ金利がつく通貨になるでしょう。
それでも、基本的に物価上昇や為替には負けます。
外貨取引する際は、金利よりも、どのレートの時に
エントリーするかという方が、よっぽど大事です。
ほとんどの損益は、金利ではなくて為替が左右しますから。
FXできる人は、あえて高金利の通貨を
売りから入るというのは、割と良い投資戦略だと思います。
いずれにしても、短期で見ると為替の変動があるので
長い目で見ると、この法則が当てはまると思います。
今回のトルコリラみたいに、暴落するような事があると
売りは大儲けになりますからね。
金利にダマされないように気をつけましょう!!
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