「元本保証」の意味を知ってますか?
今日の投資コラムは、投資の信頼性についてです。
これまでも何度も語ってきていますが
良い投資を決める要素というのは、色々あります。
利回りが高いこと
元本が保証されていること
保険などの特典が充実していること
様々な投資案件があると思いますが
ほとんどの人にとって、一番重要なのは「信頼性」です。
一言で「信頼性」と言っていますが
上記の中から選べば、「元本が保証されている」
日本人的には、これに尽きると思います。
高い利回りをうたわれるよりも
元本の保全性を強調された方が、日本人的には響くと思います。
逆に、利回りが高いと、怪しい・・・・
と思われるのが、まあ普通です。
元本保証と言えば、真っ先に思いつくのが定期預金とかですが
日本の定期預金は、もはや我々のような投資家にとっては
投資とは全く言えません。
では、定期預金以外で「元本保証」されている投資って何があるでしょう??
恐らく、何も思いつかないのではないかと思います。
ところで、「元本保証」の定義は、ご存じでしょうか?
満期に預入金を満額お返しすることを保証するものです。
しかし、これには落とし穴があって、預入先が破綻していない場合
という条件が付きます。
法律的にはアウトなのですが
例えばの話として、私の会社が「元本保証」と言ってお金を集めても
会社そのものが潰れてしまったら、元本保証ではないわけです。
「元本保証」ということは可能であっても
結局会社が存続していることと言うのが大前提になります。
銀行も、銀行が潰れてしまったら、元本保証されません。
(セーフティーネットで、預金保護機構があります)
意図的に悪い会社でなければ、集めたお金は返したいと思っています。
「元本保証」して、配当も支払ってでも
会社の経営を助けて欲しいというのが、資金を集めたい側のニーズです。
結局は、投資家としては、この会社は大丈夫?というのを見極めなければ
本当の意味での「元本保証」というのは分からない訳です。
日本の銀行は、今のところ安定した経営を継続していますが
仮に、銀行の決算が5期連続大赤字とかで
それで「元本保証」とか言われても、安心して預けられないと思います。
「元本保証」という言葉に惑わされないように
経営の実態を見抜く力というのは、投資家には必要だと思います。
追伸:
ちなみに、マレーシアでは「元本保証」をうたうのが法律的にOKなので
どこもかしこも「元本保証」してます。
投資先の状況を見極める目が、自然と養われる環境です(笑)
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