自己能力を引き延ばす

最近、飛行機に乗った時に見た何かの映画で
印象に残っている言葉があります。
　
それは
　
「最近の人間は、道具に頼り過ぎている」
　
という言葉です。
　
　
人が成長するためには、大きく2つの方法があると思います。
　
1. 自分自身が成長すること(身体、知識的に)
2. 道具を活用して生産性を上げること
　
　
文明が発達した現代では、携帯電話を使って
どこでも、誰とでも会話ができるようになり
パソコンを使って、株取引が気軽にできるようになりました。
　
ただ、これは道具があってこその事で
携帯電話やパソコンという道具がなければ
何もできないということを意味しています。
　
　
一方で、人間は太古の昔から比べると
身体的、精神的に大きく成長してきたと思います。
　
身長も伸びているし、平均寿命も延びているでしょう。
走るスピードも、昔よりも早くなっていると思います。
複数の言語を話す事ができたり、道具を作り出す知識があります。
　
身体的な成長は、かなりゆっくりですが
知識の成長というのは、著しいものがあると思います。
こうした、知識があるから、便利が道具が生まれるわけです。
　
　
　
なんか、哲学的な話になってしまいましたが
　
投資においても、2つの要素があると思います。
　
1. 身体的なもの (体、知識)
2. 投資ツール、パソコンなど
　
　
パソコンなどのツールは確かに便利ですし
サヤ取りくんを含めて、投資ツールは欠かせない道具です。
　
でも、それらを使いこなすためには
基礎的な体と知識が必要になってきます。
　
サヤ取りの場合だったら、最低限サヤ取りの知識は必要ですし
デイトレのような場合は、瞬発的な判断能力が求められます。
　
これは、道具ではカバーできないところで
自分の身体能力(知識を含めて)、自分で伸ばしていくしかないのです。
　
　
　
「道具に頼り過ぎている」というのは
その通りだなぁと、言葉を聞いて納得してしまいました。
　
人間は、学ぶ事によって、たくさんの知識を吸収して
大きく成長することができる生き物です。
　
道具は便利に活用するとして、自分の能力を伸ばしていくことが
人として求められているのではないかと、しみじみと思ってしまいました。

2014年12月22日

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