ソニー赤字下方修正 ショック到来か?
17日の日本市場は、小反落となりました。
日経平均株価の終値は、22円安の15,888円となっています。
為替相場が、今日も落ち着いた動きで
1ドル107円の前半での取引となっていることを受けて
相場としても小動きとなりました。
また、FOMCの声明待ちというのもあって、相場は様子見になっています。
昨日に引き続き、銀行セクターが弱くなっており
資本金増強の話が、相場を重くしているところがあります。
今日の引け後のニュースとして、ソニーの発表が目を引きました。
当期損益を、当初の500億円の赤字から、2300億円への赤字と
大幅な下方修正を発表したことに加えて
上場以来初の無配に転落することを発表しています。
モバイル事業の収益悪化が大きな理由で
色々なスマホが登場する中で
市場でのソニー製品スマホの認知度を高められなかったようです。
大幅赤字への転落は、モバイル事業の縮小のための減損処理。
前向きな減損処理とはいっても、初の無配転落のインパクトは大きいです。
こうなると、思い返されるのはソニーショック。
今回の発表から、さらに下方修正される要因も含まれており
既に2年半の間で、今回で6回目になる下方修正の発表で
ソニーに対する信頼は、大きく揺らいでいます。