政策催促相場 393円安
2日の日本市場は、大幅続落となりました。
日経平均株価の終値は、393円安の16,562円となっています。
為替市場が、1ドル108円台へと円高に推移したため
一気に売りが加速する流れとなりました。
先日まで、1ドル111円台だったことを考えると、かなり急な円高です。
なかなか、110円台も定着しません。
今更の感はありますが、消費税増税延期の発表時に
景気対策について言及しなかったことから
市場からは催促相場として映っています。
雇用統計などの重要イベントを控えている前にしては
良く動いたなという印象はあります。
昨日、大きめに下げたため、仕掛け的な売りも多くあるようです。
個別銘柄では、関西ペイントが大幅安に。
転換社債を発行すると発表しており、株式の希釈化を懸念した売りで
いつの時も、転換社債は大きな悪材料とされます。
消費税増税見送り後の、日本国債の格付けが注目されますが
S&Pは特に変更の意志はなさそうですが
ムーディーズは、ネガティブというコメントをしています。