ドル円の急騰を受け前場は上昇も最終的には小幅上昇
12月15日(木)の日本市場は以下の通りとなりました。
・日経平均株価 19,273円(+20円)
・TOPIX 1,542.7ポイント(+4.0ポイント)
・東証1部出来高 23億2463万株
・同売買代金 2兆8103億円
・同値上がり1,115銘柄、値下がり745銘柄、変わらず138銘柄
15日は前場で日経平均が前日比180円以上上昇して
最高値を更新するも勢いは続かず、小幅な上昇に留まりました。
昨晩のFOMCにおいて、金利引き上げ及び2017年内の
3度の利上げ予想を受け、アメリカ株は売られましたがドルは上昇。
その結果、ドル円が急騰し前場に117円台突入。
ドル円急騰を背景に、日本株は買われる展開で始まりましたが
アメリカ株は急落していることもあり
勢いは長く続きませんでした。
一時、円高への戻りがありましたが
トレンドや経済状況的には、すっかり円安トレンドです。
日経平均採用銘柄では、円安の恩恵を受けやすい
自動車関連銘柄(部品含む)と、インバウンド効果を期待しての
百貨店株が上昇。
両業種で日経平均採用銘柄の上昇率ベスト10中の
7社(自動車4社、百貨店3社)を占めることとなりました。
今後の日本株は、下げたアメリカ株と上昇のドル円の
どちらの方向についていくのかが焦点となります。
ドル円について行くようであれば、日経平均20,000円到達の
可能性もあるため、アメリカ株及び為替の行方を注視しながら
今後の方向性を探りたいと思います。