中国の習主席の発言により市場心理が改善
・日経平均株価 21,794円(+116)
・TOPIX 1,731.9ポイント(+6.0)
・東証1部出来高 14億6866万株
・同売買代金 2兆7034億円
・同値上がり1129銘柄、値下がり873銘柄、変わらず80銘柄
10日の日経平均は116円高となり続伸。
米国市場は上昇するも小動きの展開の中で
スタートした日経平均は、寄付きについては
前日比マイナスでスタート。
しかしながら中国の習近平国家主席が演説で
中国市場の更なる開放を言及したと報じられ
米中貿易摩擦問題に神経質になっていた市場心理が改善。
その結果、前場後半から上昇を開始し
後場はマイナス圏に沈むことなく
日経平均は+116円で着地しました。
習主席の発言に為替市場も反応し
ドル/円は107円を回復し、株価の上昇を下支えしました。
売買代金についても2.7兆円となり3兆円には届いていませんが
回復傾向にあり、よい傾向と言えます。
尚、日経平均下落率の1位には高島屋(-8.60%)が登場。
難波店が訪日客の恩恵により同社ナンバーワン店舗と
なったと報じられたものの、昨日減益予想を発表しており
失望から大きく売られることになりました。
米中貿易摩擦問題に左右される状況が継続していますが
市場開放を明言した習主席の発言が
市場に変化を与える可能性があります。
本日の米国市場、そして明日の日本市場の値動きに
注目したいと思います。