雇用統計 予想以上の好調
3日のアメリカ市場は、大幅高となりました。
ダウ平均の終値は、208ドル高の17,009ドルと
再び17,000ドルを一気に超えてきました。
なんと言っても3日は雇用統計の発表で
予想以上の良い数字が示されたことがきっかけになりました。
非農業部門の雇用者数が24万8000人増となり
失業率も5.9%と6年ぶりの水準に低下してきて
雇用回復のペースが順調に進んでいる事が示されています。
アメリカ経済の回復は、今も順調に進んでいるとの見方から
株価も一気に17,000ドルにまで戻しており
ここのところ、少し売られていたドルも買い戻しが進み
主要通貨に対してドル高となりました。
それにしても、かなり強い雇用統計が出されました。
低金利の解除時期は、2015年半ばくらいとの読みが体勢ですが
強い流れが続くようだと、早めの解除もあり得ます。
エボラ出血熱関連は、感染者拡大が懸念されており
香港でのデモについても収集がついておらず
経済指標とは別のところで、懸念も残っています。
今週の相場は、ややイベント的には落ち着きますが
雇用統計が良かったのは、良い地合を維持しそうです。
日本市場にとっては、為替がどうなるかがポイントですね。