利上げ観測後退でドル売り
8日のアメリカ市場は、大幅高となりました。
ダウ平均の終値は、274ドル安の16,994ドルと
7日の下落分を、そのまま取り返す形になっています。
8日の午後に公開されたFOMCの議事録において
利上げに踏み切るのに慎重な見方が確認されたため
まだしばらくの間は、長期低金利が続くことが好感されています。
雇用状況は継続してい改善してきていますが
現在の水準でも、まだ安心して利上げするためには
時期尚早であるという見方になっています。
絶妙なタイミングで、議事録公開がやってきましたが
7日分の下落を一気に取り戻して、急落を回避した感じです。
為替相場では、FOMC議事録公開を受けて
早期の利上げ観測が急速に後退したため、一旦ドル売りに動いています。
堅調なアメリカ経済を見て、ドル高に動いてきましたが
一旦、戻りを試しそうな雰囲気もありますが
時間と共に、ドル高の動きも戻ってくるでしょう。
でも、一旦はドル売り方向に調整でしょうかね。