中国企業業績 急激に下落
28日のアメリカ市場は、大幅下落となりました。
ダウ平均の終値は、312ドル安の16,001ドルとなりました。
一時は、16,000ドルを割り込んでいます。
再び、中国経済に対する懸念が増えてきており
一昨日のGDP上方修正からの反動もあって
やや大きめの下落となりました。
また、大統領選挙を睨んで、医薬品セクターやバイオセクターが
荒っぽい値動きにさらされており、マイナス材料となったことで
下げを加速する形となりました。
8月の中国の企業利益の数字は、前年同月比で8.8%減少となり
中国企業の利益が、急速に落ち込んでいることを示しています。
こうした数字を受けて、原油価格も2%以上の下落となり
中国経済の指標がきっかけで、あらゆるものが連れ安となりました。
一方で、8月アメリカの個人消費は市場予想を上回る伸びとなり
アメリカ国内での経済成長は、堅調な動きが続いています。
FRBの利上げ時期を巡っては、アメリカの経済を優先するか
中国などの世界経済への懸念を優先するか
引き続き、難しい駆け引きが続く展開になりそうです。