ドイツ銀行への懸念が後退
アメリカ市場のダウ平均終値は164ドル高の18,308ドル
S&Pは17ドル高の2,168ドル
ナスダックは42ドル高の5,312ドルとなりました。
市場の大きな不安要素となっているドイツ銀行の経営問題について
米国政府から求められている賠償金の支払額が半分程度になる可能性がある
との報道により市場は楽観ムードに。
特にダウ銘柄は広い銘柄に買いが入り、全面高の展開となりました。
更にナスダックは、9月30日の上昇により
ITバブル時の2000年3月の最高値5,048ドルを完全に上に抜ける
チャート形状になりつつあります。
ドイツ銀行のおひざ元のドイツ市場も、アメリカ市場同様に堅調。
ドイツ株式指数DAXは105ポイント高の10,511ポイントと、
前日のドイツ銀行問題での下落分を取り返すこととなりました。
欧米ともに株式市場が楽観モードとなった9月30日でしたが
ドイツ銀行の問題は根本的に何ら解決がなされてないという点は要注意。
今後もドイツ銀行をめぐる報道や政府の動きに
市場が一喜一憂する可能性は、まだ残されています。