金曜の雇用統計発表に向けた市場の動きに注目
10月3日(月)のアメリカ市場はダウ平均終値が54ドル安の18,253ドル
S&Pが7ポイント安の2,161ポイント
ナスダックが11ポイント安の5,300ポイントとなりました。
9月30日(金)にアメリカ政府とドイツ銀行で
制裁金支払い減額の報道が出て株価が上がりました。
しかしその後、アメリカ政府・ドイツ銀行の両者から何ら発表はなく
再びドイツ銀行に対する不安心理がもたげ始めています。
そんな中で、イギリスがEU離脱交渉を来年3月までに開始する
との報道があり、ダウは一時100ドル以上下げる展開に。
ただし、後半は値を戻し54ドル安で着地しました。
イギリスのEU離脱に向けた動きの本格化に
素直に反応したのが為替のGBP/USDです。
EU離脱具体化の報道とともに値を下げ始め
10月3日には日足の実体ベースで国民投票後の安値の下抜けが確定。
その後、10月4日に入っても下落は止まらず
日本時間16時30分時点で1.2774ドルとなり
GBP/USDチャートは底を抜けた状態となっています。
市場ではドイツ銀行、イギリスのEU離脱の2つの問題がクローズアップされました。
10月7日(金)に米国・雇用統計の発表を控えています。
今週は雇用統計の発表待ちで、市場に大きな動きはない可能性が高いです。
今後は雇用統計に向け、各市場が様子見モードになるかどうかに注目です。