ナスダックはトランプ相場の後追い
11月16日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 18,868ドル(-54ドル)
・S&P500 2,176.9ポイント(-3.4ポイント)
・ナスダック 5,294.5ポイント(+18.9ポイント)
16日の米国市場は、トランプ相場で上昇したダウ平均が
下落しましたが、逆に上昇が遅れていたナスダックは
引き続き上昇。
ダウ構成銘柄の値下がり率を見ると
1位JPモルガンチェース(-2.47%)
2位ゴールドマンサックス(-2.33%)
3位メルク(-1.60%)
となっており、トランプ相場の演出銘柄が軒並み下落。
一方で上昇率1位はアップル(+2.69%)であり
シリコンバレー系銘柄については、昨日同様
トランプ相場の遅れを取り戻す値動きとなりました。
また上方ブレイクの期待があったドイツ株式市場も
GER30指数が-93ポイントと、米国株同様に一息つく
形となりました。
問題はこの下落が単なる戻しか、下落の反転サインか
という点。
17日にはFRBイエレン議長の議会証言が
控えており、金利引き上げへの言及が見込まれています。
金利の引き上げは12月に入ってからですが
金融市場に大きな影響を与える米国金利の引き上げが
現実味を帯びています。
トランプ相場が継続するかどうか、その真価が
問われる時が近づきつつあると感じます。