ロシア大使殺害により原油(WTI)は急騰も株式は反応せず
12月19日(月)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 19,883ドル(+39ドル)
・S&P500 2,262.5ポイント(+4.4ポイント)
・ナスダック 5,457.4ポイント(+20.2イント)
19日は3指数揃って若干の上昇。
先週末とほぼ逆の値動きとなり、相場の方向性の無さを
印象付ける1日となりました。
そんな中、トルコでロシア大使が殺害される事件が
発生しましたが、株式市場は殆ど反応せず。
大きな動きはない中、ハイテク株に資金が流入しており
ダウ平均採用銘柄の上昇率では
2位マイクロソフト(+2.12%)
3位インテル(+1.60%)
8位アップル(+0.58%)
となりました。
ロシア大使殺害に敏感に反応したのが原油(WTI)価格。
地政学リスクの高まりを織り込み、WTIは一気に
51ドルから53ドルまで上昇しました。
また同じ日にドイツではクリスマスマーケットにトラックが
突っ込む事故が発生。
ただしドイツ株式市場には大きな影響はなく
指数GRE30は連日の最高値更新となりました。
クリスマス休暇の週であり、値動きは小幅に
とどまる見通しですが、事件等が発生の際は
本日の原油(WTI)のように、一気に値が飛ぶ可能性があります。
ポジションを保有している場合、年明けまでは余裕ある
資金管理を行う必要があると考えます。