株価と金価格が共に下落し逆相関が崩れる値動き
3月6日(月)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,954ドル(-51)
・S&P500 2,375.3ポイント(-7.8)
・ナスダック 5,849.1ポイント(-21.5)
6日は3指数揃っての下落、ただし3指数ともに
小幅下落にとどまっており、先週の急騰後の相場に
方向が出ている状況となってはいません。
来週のFOMCでの利上げが予想される中、今週金曜日に
雇用統計が控えており、今週は投資家が手を出すのが
難しいタイミングとなっています。
また相場の方向性が読み難いのは、金価格(XAU/USD)の
値動きに象徴されています。
先週の株価上昇の際は下落を続けた金価格ですが
株価の上昇が落ち着くとともに価格は上昇へ。
しかし6日は株価と揃っての下落となり
先週の株価高騰の際の安値水準に到達。
本来逆相関の関係にある株価と金価格が
相関する値動きとなっており、市場全体の分析からも
今後の方向性が予想しにくくなっています。
月曜日と言うこともあり、全体的に小動きと
なりましたが、雇用統計とFOMCを控え来週の
FOMCまで小動きの展開が継続する可能性もあります。
FOMCまで明確なトレンドが出にくい状況が続くと
予想されるため、無理な売買は控えるのが得策と考えます。