アフガン地政学リスク表面化 ダウ100ドル超下落
4月13日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,453ドル(-138)
・S&P500 2,328.9ポイント(-15.9)
・ナスダック 5,805.1ポイント(-31.0)
13日は3営業日続けて3指数揃っての下落となりました。
これまで小幅下落に留まっていたダウ平均が
遂に100ドルを越す下げとなりました。
日足チャートで見ると、ダウ平均は下げトレンドに転換か
上昇トレンドの維持かを決める、重要な
値位置にあるため、来週以降注意が必要です。
シリア及び北朝鮮での地政学リスクが高まっている中
米軍がアフガニスタンに強力爆弾を投下、と報じられ
地政学リスクに敏感な市場を刺激する結果となりました。
リスクに敏感な金価格も反応し、昨日に続き高値を更新。
またVIX指数も高値を更新し、地政学リスクの上昇が
金価格とVIX指数に表れている状況が継続しています。
ダウ平均採用銘柄も、上昇銘柄が2銘柄のみであり
大型株は全面的に売られる展開となりました。
イースターの休暇を控えて、買い手不在の中で
売られ過ぎの面もありますが、アフガニスタンの
地政学リスクの再認識は予想外となりました。
当面は地政学リスクを踏まえた上で
慎重に売買を行う必要があると考えます。