フランス大統領選挙を控え小動きの展開に
4月21日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,547ドル(-30)
・S&P500 2,348.6ポイント(-7.1)
・ナスダック 5,910.5ポイント(-6.2)
21日は3指数揃って小幅な下落、20日に大幅な上昇を
しており、若干戻しを入れた形となりました。
日曜にフランス大統領選挙を控えた金曜日であり
値動きは限定的にならざるをえません。
ただし20日にムニューシン財務長官より
減税案の早期成立方針が示されていることもあり
地政学リスク等を懸念しての売り込まれる展開とは
なりませんでした。
一報、原油価格(WTI)が節目価格の50ドルを割り込み。
原油関連株に大きな影響を与えてはいないものの
原油価格が地政学リスクと共に大きく動いている構図と
なっています。
先週の地政学リスクの急浮上に反し、今週は地政学リスク自体に
変化はないものの、リスク疲れの状態です。
フランス大統領選を前に、一旦値動きが小休止した形の
金融市場ですが、来週月曜はフランス大統領選の結果判明と
25日は北朝鮮の軍創設85周年があるため、再び地政学リスク
顕在化の可能性が高まります。
特に25日に北朝鮮が核実験を強行すれば、一気に緊張が
高まるため、来週も地政学リスクに充分注意した上で
トレードに臨みたいと思います。