財務長官の減税発言を契機にダウが174ドル値上がり
4月20日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,578ドル(+174)
・S&P500 2,355.8ポイント(+17.6)
・ナスダック 5,916.7ポイント(+53.7)
20日は3指数揃って大幅な上昇、2日続けて各100ドル以上の
下落を見せたダウ平均も+174ドル上昇し、一旦大きく反発しました。
地政学リスクが表面的には沈静化した中で
ムニューシン財務長官が税制改革に改めて前向きな方針を
コメントし、市場が反応しました。
尚、ナスダック指数は20日の上昇で最高値を更新。
ダウ平均やS&Pに比べ、ナスダックの強さが際立っています。
ダウ平均採用銘柄において上昇率ベスト3は
1位アメリカンエキスプレス +5.92%
2位ゴールドマンサックス +1.85%
3位ビザ +1.56%
と金融株が独占し、5位にはJPモルガン(+1.29%)も入っており
今週売られていた金融株が買い戻される格好となっています。
税制改革の進展に市場は未だ期待を抱いていますが
本日の財務長官のコメントは、頑張ります、との発言だけで
具体策の提示は今後の課題となります。
まずは本日の上昇が、単なる戻りとなってしまうのか
それともしばらく続いた下落からの反転サインとなるのか
注意深く見守りたいと思います。