イベントを控え 原油価格が45ドル台に急落
6月7日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,173ドル(+37)
・S&P500 2,433.1ポイント(+3.8)
・ナスダック 6,297.3ポイント(+22.3)
7日は翌日に大型イベントを控えており、投資家は様子見スタンス。
しかしながら3指数揃って上昇となりました。
8日にFBIコミー前長官の議会証言、イギリス総選挙そして
ヨーロッパの景気動向から俄かに注目を浴び始めたECBドラギ総裁の
会見が控えており、積極的な売買は仕掛けられない状態と
なっています。
そんな中、コミー前長官の冒頭陳述の原稿が公表。
特別驚くような内容は無く、またトランプ大統領自身は
捜査対象ではなかった、との記載もあり、議会証言では
意外性のある証言が出ない可能性が高まっています。
動きの取れない投資家を尻目に、動きがあったのが
原油価格(WTI)。
ガソリン在庫の増加を背景に、47ドル台後半から一気に下落し
45ドル台に突入しました。
45ドル台を明確に下回る価格となると、大きなトレンドも下落に転換
するため、今後注意が必要です。
明日の米国市場は、コミー前長官の議会発言と
イギリス総選挙の結果判明が重なるため
内容によっては大きく動く可能性が高いです。
明日の市場の行方には十分注意したいと思います。
2017年6月8日