大きな値動きなく注目のイベントを通過
6月8日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,182ドル(+8)
・S&P500 2,433.7ポイント(+0.6)
・ナスダック 6,321.7ポイント(+24.3)
8日は小動きの展開の中、3指数揃っての上昇。
大きなイベントを通過したものの7日とほぼ同じ
値動きとなりました。
注目されたコミーFBI前長官の議会証言は
既に噂されていた通り、目新しい発言は無し。
トランプ大統領が決定的に不利になる証言も
有りませんでした。
またECBドラギ総裁の会見においても、これまでの
ECBスタンスを変更するような発言は出ず。
そしてイギリスの総選挙では、労働党の健闘は
あるものの、政権交代までは無い、との認識が
広がり、こちらも金融市場に大きな
影響は生じませんでした。
大きなサプライズもありませんでしたが
一方で買い安心感も広がらず、終日小動きの展開に留まりました。
また7日と同じ展開は、原油市場(WTI)も同様であり
引き続き下落が継続し、48ドルを割れ47ドル台に
突入してしまいました。
8日のNY市場終了時点では、イギリス総選挙の結果は
出ていませんが、市場の予想とは裏腹に3大イベントは
大きな値動きなく過ぎました。
市場は停滞傾向を強めているため、どのタイミングで
動きを始めるのか、という点を今後考えていきたいと思います。