小康状態の市場の中でドルインデックスが下落
8月21日(月)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,703ドル(+29)
・S&P500 2,428.3ポイント(+2.8)
・ナスダック 6,213.1ポイント(-3.4)
21日はダウ平均及びS&P500は上昇するも
ナスダック指数は下落。
ダウ及びS&P500は3営業日振りの上昇となりました。
市場関係者が夏休みを終え徐々に戻り始めていますが
今週の市場は、金曜日のジャクソンホールのシンポジウム待ちの状態。
シンポジウムでのイエレンFRB議長とドラギECB総裁の
発言待ちとなっています。
トランプ大統領の人種差別問題は、21日は小康状態。
また21日に開始された米韓合同軍事演習についても
北朝鮮から具体的な行動は起こされておらず
先週から継続の2大リスクは、週初はいずれも小康状態となりました。
VIX指数も下落しており、先週末のトランプリスク発生時と
比べると、トランプリスク自体は徐々にその影響力が
薄れつつあります。
ただしドルインデックスが再び下落を開始しており
先週の安値を伺う展開となっています。
株価下落の中で動きを止めていたドルインデックスが
動きを開始した可能性があります。
突発的なイベントが発生しなければ、金曜日まで市場が
動かない可能性のある今週ですが、北朝鮮問題は
依然として状況に変化はないため、急な値動きが
生じた際は、その背景の出来事に注意したいと思います。