債務上限問題に先行きが見え買われる展開
9月6日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,807ドル(+54)
・S&P500 2,465.5ポイント(+7.6)
・ナスダック 6,393.3ポイント(+17.7)
6日は3指数ともに上昇、昨日の連休明けの
下落を取り戻す程ではありませんが、連敗は
免れた形となりました。
先週に続き大型ハリケーンが接近する中で
民主党が、ハリケーン対策と債務上限の引き上げ問題を
セットで対応することをトランプ政権と合意したと発表。
不安視されていた債務上限問題について
先行きが見えたため、市場には買い安心感が広がりました。
しかしハリケーン要因で民主党との合意に
至っており、トランプ大統領の運の良さはさすがと言えます。
ただしハリケーンによりテキサスの石油産業に
大きな影響が生じており、原油価格(WTI)が上昇し
49ドル台半ばにまで価格が上昇。
ダウ平均採用銘柄の上昇率では
2位シェブロン(+2.15%)
4位エクソンモービル(+2.07%)
となり、原油価格の上昇を背景に原油関連株が
買われました。
北朝鮮問題はありつつも、アメリカ市場は
自国の要因で動いている状況です。
実は日本が考えている程、北朝鮮問題は
アメリカでは深刻化していない可能性もあります。
北朝鮮の動向にアメリカのハリケーンの状況も
踏まえつつ、今後の市場を見ていきたいと思います。