ボーイングの決算見通しが予想に届かず大きく下落
10月25日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 23,329ル(-112)
・S&P500 2,557.1ポイント(-11.9)
・ナスダック 6,563.8ポイント(-34.5)
25日は3指数揃っての下落となり、
ダウ平均は100ドル以上の値下がりとなりました。
米国市場は3指数揃っての上下はあるものの
方向感のない展開が継続しています。
決算発表が相次ぐ中、米国最大のメーカーとも
言えるボーイングが決算を発表。
足元の業績は市場予想を上回るも、通期業績見通しは予想を下回り
一気に売り込まれる展開に。
ボーイング株は-2.85%となり、ダウ採用銘柄で下落率トップ。
またボーイングだけで、ダウ平均を約50ドル引き下げる影響が生じました。
企業決算を見極めるスタンスの投資家が多い中で
トランプ政権の税制改革案を、共和党の上院議員が公の場で批判。
共和党内部からの反対論に、税制改革案の行方を心配する声も
市場心理を冷やすことになりました。
また恐怖指数VIXは一気に上昇したものの
価格の維持ができず大きなヒゲを形成しほぼ
スタートの値位置に戻る値動きを見せました。
マーケットが期待の税制改革案は一筋縄では進みそうになく
今後法案の行方は要注意です。
税制改革法案の動き、そして各企業決算の状況に
引き続き注意したいと思います。