3指数揃っての上昇も、暫定予算問題が浮上
12月7日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,211ドル(+70)
・S&P500 2,636.9ポイント(+7.7)
・ナスダック 6,812.8ポイント(+36.4)
7日は3指数揃っての上昇、利益確定売りが出て
方向感の無い状況が続いていましたが
一旦押し目買いが入るような値動きとなりました。
税制改革実現に向けた調整が続く中で
米政府の暫定予算が8日に期日を迎え
新たな予算措置が必要になります。
最悪政府閉鎖の事態も可能性はありますが
市場はそこまでの事態悪化を織り込んでおらず
本日の3指数上昇に繋がっています。
ただし今後、共和党だけでなく民主党との調整も必要となるため
税制改革に加えて暫定予算についても相場のテーマに浮上する
可能性があります。
また3指数揃って上昇したものの
ハイテク株を売る流れは止まっていません。
ダウ平均採用銘柄の下落率では
3位インテル(-0.85%)
8位マイクロソフト(-0.35%)
となっています。
年末が近いですが、暫定予算切れにより
今後野党民主党との調整がつかないと
政府の一部閉鎖等の影響が生じ
市場にも悪影響を及ぼす可能性があります。
現段階では市場は楽観視していますが
税制改革法案に加え暫定予算問題にも
注意を払いたいと思います。