トランプリスクによる株価下落に
3月13日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 25,007ドル(-171)
・S&P500 2,765.3ポイント(-17.7)
・ナスダック 7,511.0ポイント(-77.3)
13日は3指数揃っての下落、最高値の更新が続いた
ナスダック指数も8営業日ぶりの下落となりました。
株価を動かす話題に欠く中、米国債の長期金利が上昇。
またティラーソン国務長官の解任が発表され
トランプ政権への先行き不安が台頭し
株式市場のムードは冷え込むことに。
更にトランプ大統領が、ブロードコムによるクアルコム買収を禁じる
との表明が、特にハイテク株の買い意欲をそぐことに。
結果、3指数揃っての下落を見せることになりました。
ただし下落したとはいえナスダック指数は
これまでの上昇で十分お釣りがある状態であり
単なる押し目の可能性も否定できません。
またダウ平均とナスダック指数に乖離が生じており
乖離の行方は注意を要します。
北朝鮮との首脳会談に向け動きがあり
また貿易制限問題が生じる中で
ティラーソン国務長官の解任は、今後の
波乱要因が1つ増えたことになります。
トランプ相場で駆け上がった金融市場ですが
トランプ大統領の存在がリスク要因として
足元急浮上している状態です。
まずはナスダック指数が単なる戻しに留まるのか
との点に注意し、明日以降の相場に臨みたいと思います。