米国のイランとの核合意離脱
・ダウ平均 24,360ドル(+2)
・S&P500 2,671.9ポイント(-0.7)
・ナスダック 7,266.9ポイント(+1.6)
8日は3指数ともに殆ど前日比で変化なしという
珍しい1日となりました。
トランプ大統領がイランと欧州の計6カ国と締結の
核合意から離脱すると表明。
株式市場も為替市場も発表直後に大きな値動きを見せましたが
既に織り込み済みであり、徐々に値を戻すことになりました。
核合意離脱で最も影響を受けると予想されていた原油価格(WTI)も
発表後こそ67ドル台に下落しましたが
その後すぐに69ドル台に値を戻しました。
先週より浮上した、トランプ大統領によるイランとの
核合意離脱に警戒を強めていた金融市場でしたが
初動としては大山鳴動して鼠一匹となりました。
イランとの核合意離脱によっても米国株は崩れず
またドルインデックスも依然高値圏を維持しており
長期金利も高止まりしています。
原油価格が上昇していますが、シェール企業の多い米国にとって
原油高も決して悪い話ではありません。
現在は米国の金融市場にとって
非常に居心地のよい状態にあると言えます。
米国市場にとっての好環境がどこまで継続するのか
次の市場を動かすテーマの出現を待ちながら
見守りたいと思います。