トルコリラが急落、米国3指数も下落する
・ダウ平均 25,313ドル(-196)
・S&P500 2,833.2ポイント(-20.3)
・ナスダック 7,839.1ポイント(-52.6)
10日は3指数揃っての下落、ダウ平均は
200ドル近い下落となりました。
既に下落が止まらない状態のトルコリラですが
トランプ大統領が、トルコから輸入のアルミと鉄鋼に
2倍の追加関税を課すとツイッターで発表。
その結果、トルコリラの下落に勢いが付く結果に。
トルコには欧州の銀行が多額の融資を行っており
地政学リスクの高まりに加え、金融機関のリスク回避への
動きも発生し、株式が売られることになりました。
ダウ平均採用銘柄の下落率を見ると
1位インテル(-2.57%)
2位キャタピラー(-1.88%)
4位ゴールドマンサックス(-1.78%)
とハイテク、貿易摩擦関連、金融と話題性のある
業界が概ね売られた状態です。
尚、上昇銘柄は6銘柄のみとなりました。
周辺市場ではドルインデックスが急騰。
昨日の段階で年初来高値を更新していましたが
一気に値が伸び95ポイント台中盤から
96ポイント台中盤に上昇しました。
来週から多くの市場関係者が休みを取り
市場は値動きが荒くなる可能性があります。
トルコリラが変調をきたしており
今年は例年以上に注意が必要となります。
無理にトレードする必要はないので
様子見に徹する姿勢も必要と考えます。