ダウ平均133ドル安となり3週間ぶりの安値水準に
・ダウ平均 25,673(-133)
・S&P500 2,771.4(-18.2)
・ナスダック 7,505.9(-70.4)
6日は3指数揃っての下落。
ダウ平均は100ドルを超える下落となり
また3営業日続けての下落ともなりました。
尚、ダウ平均は約3週間ぶりの安値水準で
取引を終えました。
米国政府は貿易赤字が12年振りに過去最大を記録したと発表。
対中国の貿易赤字が拡大を続けており
今後の米中貿易交渉の悪材料と見なされ
投資家は警戒姿勢を強めました。
これまで楽観ムードの強かった米中貿易交渉に
新たな火種が投入される形ともなりました。
ダウ平均採用銘柄の下落率では
3位キャタピラー(-1.68%)
5位ボーイング(-1.32%)
となりましたが、一方で上昇率1位は
ダウ・デュポン(+1.47%)となり
貿易摩擦銘柄の売り一色という状態では
ありませんでした。
周辺市場ではVIX指数が上昇し3連騰。
低い値位置にあるため膠着感もありますが
ダウ平均の下落と合わせて見ると
上昇相場に変化が生じる可能性もあります。
米中貿易交渉をテーマに上昇した株式市場ですが
3月に入り息切れの感もあります。
また貿易赤字の拡大やトランプ政権内の方針不一致などの
悪材料も見るようになっています。
各株価指数の現在の停滞が一時的なものとなるのか
下落の前兆となるのか、注意深く探りたいと思います。