雇用統計堅調 早期利上げ警戒
先週末6日のアメリカ市場は、大幅下落となりました。
ダウ平均の終値は、278ドル安の17,856ドルとなり
大幅な下落幅を記録しています。
先週末は、雇用統計の発表がありましたが
非農業部門の雇用者数が29万5000人増と
市場予想の23万人程度を大幅に上回りました。
また、失業率も5.5%と、市場予想の5.6%を下回り
雇用状況としては、非常に良い数字になりました。
堅調に経済が伸びており、雇用拡大が続いていることを示しています。
失業率が、5.5%への低下したことを受けて
市場では早期利上げに対する警戒感が台頭しました。
いつも早期利上げは否定されてきているのですが
さすがに数字が良かった事もあってか
敏感に株価に反応してきています。
6月利上げの路線が、固まってきたという感じでしょうか。
為替市場では、ドル買いが強まり
他の通貨が下落する展開となりました。
ドル円相場は、1ドル121円台へと突入してきており
アメリカ高により、円安が進んでいくかも知れません。