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日本株式市況

日経平均19,000円台回復も売買代金は2兆円割れ

2月8日(水)の日本市場は以下の通りとなりました。
・日経平均株価 19,007円(+96円)
・TOPIX 1,524.1ポイント(+8.0ポイント)
・東証1部出来高 16億4171万株
・同売買代金 1兆9826億円
・同値上がり1,287銘柄、値下がり585銘柄、変わらず130銘柄

 
8日は日経平均で96円の上昇となり、1週間ぶりに19,000円台を
回復、どうにかダウ平均20,000ドルを維持している米国市場に
食いついている状態です。

しかしながら売買代金は遂に2兆円を割れて1兆円台へ。

 
雇用統計等の定期的な大型イベントは控えていない中での
売買代金2兆円割れは深刻な事態ではありますが
10日に日米首脳会談を控えている日本には、やむを得ない事態と
言えなくもありません。

 
売買代金が少ない際は個別株の事情で株価は動く傾向にありますが
東証採用銘柄で上昇率1位は、旭硝子の+9.13%。

昨日発表された17年12月期の決算が市場予想を大きく上回った部分が
市場に素直に好感されました。

旭硝子の現状は、ライバルの日本板硝子が海外での大型買収後に
経営に苦しみ設備投資資金捻出のため、ファンドからの資金支援を
受ける等で業績及び株価が停滞しているのと、好対照をなしています。

 
10日の日米首脳会談を控え、市場プレイヤーが戻ってきて
売買代金に厚みが出て値動きが軽くなるまで、今週一杯は辛抱が必要と考えます。

2017年2月8日 | コメント
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