長期国債の金利動向
「骨太の方針」の骨子案が提出されました。
基礎的財政収支の赤字幅を
2018年度に1%程度に引き下げる中間目標を設置。
2020年に基礎的財政収支を、黒字化する方針は
これまでと変わらずに、国際公約は変えていません。
基礎的財政収支を黒字に持って行くために
歳入の増加と歳出の削減を見直していますが
もうひとつの要素として、国債の利回りがあります。
昨年末に、日銀の金融緩和第2弾があって
長期国債は0.1%台を付けるまでに下落をしました。
日銀が国債買取を強化したためで
利回りが下がるのは、当然の結果とも言えます。
しかし、今日は国債利回りが上昇し
一時は0.545%にまで、金利が上昇しています。
この数字は、昨年10月の金融緩和前と同じ水準です。
今回の場合は、世界的に国債利回りが上昇しており
欧州や米国経済が堅調な事を受けて
債券売りが広がっていることにあります。
日本の債券も、その流れを受けたもので
一過性と受け止められていますが。
これだけ日銀が国債を買い漁っていても
市場の流れで、金利は動いてしまいます。
気持ち的には、安値で固定されても良いくらいですが
結局、債券の動きは、市場によって決まるということです。
国債利回りの上昇は、基礎的財政収支にも大きく影響し
利払いが増えてしまえば、いくら税収が増えたとしても
あっという間に消えてしまいます。
2020年までは、日本経済は大きなポイントになりそうです。
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