投資に参加する最低条件
今日もギリシャをネタに、投資を絡めてみます。
ギリシャのユーロ離脱の可能性が言われていますが
EUは、参加国に対して、財政規律を求めています。
しかし、ギリシャはこれまでユーロの規律を守らずに
財政赤字を拡大し続けてきており
今の状態に至っています。
ギリシャ危機は、過去にも起こっており
決して今すぐ起こったという問題ではありません。
私が先日ヨーロッパ出張で訪れた国で、ハンガリーがあります。
ハンガリーは、EUには参加していますが、ユーロには参加していません。
フォリントという、独自の通貨が使われています。
ハンガリーは、本当はユーロに参加したく
EUに加盟した当初から、ユーロ参加を国の施策として目指しています。
ユーロの財政規律は、非常に高いものがあり
現状のハンガリーでは、求められている規律に達していないのです。
物価・財政・金利・為替という、いくつかの基準を持っており
それを順守できた国が、ユーロに参加出来ることになっています。
ハンガリーは、ユーロに参加するために、がんばっているのですが
残念ながら、まだ基準を達成できずに、延期を繰り返しています。
ハンガリーも、ギリシャも達成できていない項目としては
「単年度の財政赤字の対GDP比が3%以下であること」
というのがあるのですが、赤字幅はこの基準を超えています。
一方で、最初にユーロに参加できたギリシャは
もはや既得権益となってしまっています。
赤字を減らす努力をせずに、ユーロ圏に留まっている状況なのです。
緊縮財政をしないギリシャに、他のユーロ参加国が怒るのも
当然の結果ではないかと思います。
ところで、個人投資家が、投資に参加できる条件というのは、何でしょうか?
やはり、個人投資家でも、守るべき最低条件というのがあると思います。
誰かが決めている訳ではないですが、暗黙のルールでしょう。
自分や家族の生活を守るために、必要な規律があると思います。
・投資は余裕資金で行うこと (生活資金には、決して手を付けてはならない)
・借金で投資をしてはならない
・他人のお金を預かって、運用してはならない (これは法律違反です)
思いつきで書いただけですが、個人投資家の場合は
主に「資金」について、最低限の規律というのは必要だと思います。
例えば、生活資金を使って投資をするというのは
株式投資に限らず、どんな投資でも、絶対にやってはいけない行為です。
色々なところに、最低限のルールというのは求められます。
投資家として求められる最低限のルールを満たしているか
この機会に、自分自身でも確認をしてみましょう。
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