日経平均とTOPIXのサヤを抜く 3つの手法
先週に続き、日経平均株価とTOPIXのサヤについて。
実際に、日経平均株価とTOPIXの狙い方は
いくつかの手法があります。
1. 現物を絡めた売買
現物を絡めてできるのは、まあ個人レベルでは無理で
証券ディーラーなどが使う手法です。
日経平均株価は、225銘柄で構成されていますので
例えば、225銘柄を全て買っておいて
TOPIX先物でヘッジするというような手法をとります。
225銘柄を買うという大胆な方法ですので
相当な資金力がないと、これは実行することはできません。
もっとも、日経平均株価とTOPIXのサヤは小さいので
ある程度の売買金額、ボリュームがないと
あまり利益にはなりませんので、できるだけボリュームを増やして
利益幅が小さくても、大きな金額を狙って行くというのは
日経平均株価とTOPIXの場合には必須でしょう。
2. ETFを使った売買
こちらは、対象的に気軽にできるものの、金額も少なめ。
はっきりいって、理論的にはできますが、あまりオススメは出来ません。
日経平均株価と連動するETFと、TOPIXに連動するETFで
サヤを取りに行くというものです。
理論的にはOKなのですが
実際には、いくつか無理がありまして
連動するといっても、ETFがぴったり同じをしていないので
どうしても、想定外のサヤの動きが出ます。
また、TOPIX連動ETFは、出来高も少なくて
ちょっと使いづらいという印象です。
理屈と実際が違うというのを、ETFを見ると思わされます。
3. 先物を使った売買
先物を使った売買が、最も現実的な方法です。
日経平均株価の先物とTOPIXの先物で
サヤを構成して売買していくための手法になります。
個人レベルで取り組むところでは、もっとも現実的な方法です。
いくつか注意点がありまして
・TOPIX先物は、出来高が少なめである
・限月があるので、月またぎは乗換が必要
というのが注意すべき点です。
場合によっては、限月乗換の時に
サヤが消えてしまう!なんてこともあり得ます。
レバレッジが効かせられるので
個人レベルでサヤを狙いにいくには
もっとも優れた方法だと思います。
今日は、日経平均株価とTOPIXのサヤを狙う
3つの方法をご紹介させていただきました。
まあ、上級編の方法ではありますが
こうした面白いサヤ取りも、サヤ取りのメリットです。
色々試して、サヤを抜いていきましょう!!
ブログランキングに参加しています。記事を読んでいただいたら、下のバナーをポチッとご協力お願いします。
株式投資 ブログランキング