ボラティリティのある相場の戦略
先週から、ボラティリティの高い相場環境になっています。
英国のEU離脱を巡って、思惑の動きが出ています。
万一EU離脱ということになると
経済的なインパクトも非常に大きくなるため
株価が反応するのも無理はありません。
20日の株式市場は、今度は世論調査で残留派が優勢ということで
一気に買い戻しが進んできています。
今週は、ずっとボラティリティの高い動きになりそうです。
こういうボラティリティのある相場というのは
大概にして、損失を被ることが多くあります。
値動きがあるので、一攫千金を狙ったりするのには
非常に向いている相場環境ではあるのですが
リターンも大きければ、リスクも大きい相場です。
資金を大きく減らしやすいのも、こうした相場環境です。
サヤ取りは、こうした相場にも柔軟に対応できるので
常に使える相場のテクニックではあります。
まあ、サヤ取りはボラティリティが高い相場だけではなく
平時でも利用できるので、あまり相場環境は問題ではありません。
個人的には、このような大きなニュースがある場合
しかも、国民投票の日付が決まっているという時の場合は
オプション取引を有効活用するのがお勧めです。
実際、前回のSQが終わってからすぐのところでは
ボラティリティは、まだ高くなっていなかったので
比較的割安に、オプションの買いができる状態でした。
すでに、かなりボラティリティがあがってしまったので
価格も高くなってきてしまいましたが
割とリスクが低くて投資できる手段になると思います。
大きなネガティブ要因が控えている場合は
もしかすると爆発するかもしれない時限爆弾のような感じなので
こういう時は、プットオプションの買いは有効な戦略です。
買いだけだと片張りの戦略になりますが
オプション売りと違って、損失は限定的なので
それほどリスクはありません。
むしろ、利益が取れる確率と金額の方が上回ると思います。
FXを使ってGBPを絡めた取引も同じ事ですが
損失を限定して、利益を狙いに行く。
ボラティリティの高い相場には、こういう戦略は有効です。
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