シャープ 鴻海買収合意
30日の日本市場は、続落となりました。
日経平均株価の終値は、224円安の16,878円となっています。
やや大きめの下落幅となりました。
イエレン議長発言を受けて、為替に動きが出ており
ドル安円高への動きとなったことで、日本市場にはマイナスとなりました。
先物に仕掛け的な売りも見られたことで
日経平均株価は大幅に下落しています。
ただ、まだ出来高的には盛り上がってきておらず
イベントを前にして、様子見の姿勢が強く出ています。
個別株では、タカタがストップ安に。
エアバックのリコール費用が、最大で3兆円近くと試算されており
この数字を嫌気した売りとなっています。
また、シャープの鴻海による買収ですが
引け後に発表がされており、1株あたり88円に買取価格引き下げ
出資額も1000億円引き下げで合意となりました。
一方で、シャープの決算見通しを大幅に引き下げ
100億円の黒字予想から、1700億円への赤字へと
大幅下方修正をしてきています。
鴻海による支援後も、厳しい状態が続きそうな予感がする数字です。