東芝の決算発表延期による市場心理悪化で下落
2月14日(火)の日本市場は以下の通りとなりました。
・日経平均株価 19,238円(-220円)
・TOPIX 1,539.1ポイント(-15.0ポイント)
・東証1部出来高 21億466万株
・同売買代金 2兆4041億円
・同値上がり676銘柄、値下がり1,191銘柄、変わらず134銘柄
14日は日経平均で220円安と3営業日ぶりに大幅安。
昨日の米国市場は上昇したものの、月曜の日本発の株価上昇が
欧州そして米国市場でゴールを迎えたものと考えられ
一転本日の日本市場は売り先行の展開。
前場は前日比で若干のマイナスで揉み合う状態でしたが
後場に入ると急落。
正午に決算発表を予定していた東芝が、急遽決算発表を
延期すると発表し、市場心理が弱気に傾いた結果
一気に下落に勢いがつき、終値は本日の最安値付近で着地しました。
市場の話題は決算発表を延期した東芝一色。
東芝は日経平均採用銘柄で下落率2位(-9.20%)と
再び最安値を伺う下落となりました。
また原発事業で新たな疑惑も生まれており
今後の再建のハードルが一層高くなる事態を迎えています。
売買代金が少ない中では、個別企業の状況が市場心理全体に
影響を与えることがありますが、東芝の決算発表延期は
その代表例と言えます。
原発事業を抱える東芝は、市場心理に与える影響も大きいため
今後再建の行方も注視したいと思います。