慎重派までもが利上げに理解
9日のアメリカ市場は、大幅下落となっています。
ダウ平均の終値は、394ドル安の18,085ドルとなっています。
久々に大きな下落となっており、一時は400ドル以上の下落。
下げ幅としては、英国のEU離脱以来の下げ幅となりました。
急落となった理由は、ボストン連銀総裁が利上げに対して
前向きな姿勢を見せたことが影響しています。
もともと、ボストン連銀総裁は、利上げに慎重な姿勢と見られていましたが
FOMCメンバーの慎重派までもが利上げに理解を示してきたことで
いよいよ利上げが近いとのムードが一気に広がりました。
こうした発言を受けて、9月の利上げ予想の確率が一気に高まり
リスクオフのポジション調整となっています。
12日には、FRB理事の講演が予定されており
FOMC関係者の発言内容ひとつひとつが、相場の動きを左右します。
為替市場は、この流れを受けてドル買い円安となり
1ドル102円台半ばでの推移となっています。
今週は、ボラティリティがやや高い相場になるのでしょうか。