ダウ平均は小動き ローソク足はトンボで反転を示唆
11月30日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 19,123ドル(+1ドル)
・S&P500 2,198.8ポイント(-5.8ポイント)
・ナスダック 5,323.6ポイント(-56.2ポイント)
30日の米国市場は方向感のない展開。
ダウ平均、S&P500は小動きにとどまるも
ナスダックは大幅な下落となりました。
30日はNY時間にOEPCが減産合意と発表。
事前には、減産合意が流れるのでは?との予想が
あったものの、歴史的な合意となりました。
OPECの発表を受けて、原油(WTI)は45ドル台から
一気に49ドル台に急騰。
またドルも買われた結果、ドル円も113円半ばから
114円半ばまで1円の上昇を見せました。
しかし全体的には株価は反応せず。
石油株のシェブロン(+2.03%)、エクソンモービル(+1.63%)は
反応しましたが、市場全体を押し上げる程の力強さは
ありませんでした。
チャートで非常に気になるのが、ダウ平均の日足。
上方に長いヒゲのトンボとなり
ローソク足的には反転のサインが出現しました。
今週は金曜に雇用統計、そして日曜にイタリアの
憲法改正の国民投票が控えています。
イタリアの国民投票が相場を動かす、意外な伏兵となる
可能性があるので、結果が出るまでは相場の方向性を
決めつけることなく、柔軟な姿勢が必要と考えます。