FOMC予想通りの利上げ 来年の利上げペース
12月14日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 19,792ドル(-118ドル)
・S&P500 2,253.2ポイント(-18.4ポイント)
・ナスダック 5,436.6ポイント(-27.1ポイント)
まず、注目のFOMCは、予想通りの利上げ実施となりました。
14日はFOMCの利上げ発表を受け3市場ともに下落。
FOMCでの利上げは織り込み済みでしたが
2017年の利上げペースが、これまでの2回の予想が
3回に上方修正されたことが嫌気され、売られる展開となりました。
もっとも、2016年も利上げペースは予想よりも鈍化しており
あくまで今の時点の推測なので、何があるか分かりません。
全面的に売られる展開の中、ダウ平均採用銘柄の
上昇率トップがゴールドマンサックス(+0.58%)となり
トランプ相場の主役の強さも感じることに
なりました。
一方で株は売られましたが、ドルは買われた結果
ドルインデックスが急騰。
ドル円相場は、1ドル115円から117円台へと急伸しています。
これまでのサポレジを上方ブレイクする形となり
アメリカ株とドルの相関が崩れることになりました。
また減産合意により上昇が継続していた原油価格(WTI)も
値を下げ、52ドル半ばから50ドル後半まで下落。
織り込み済みだったとは言え、FOMCでの金利引き上げ発表は
株と為替と商品の各市場に、大きな影響を与えることになりました。
年内最後の金融イベントであるFOMCの結果、"株安ドル高"
となりましたが、"株安ドル高"が新たなトレンドとして
定着するのかどうか、今後注目したいと思います。