原油価格の急落がダウ平均上昇の勢いをそぐ
2月7日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,090(+37ドル)
・S&P500 2,293.0(+0.5ポイント)
・ナスダック 5,674.2(+10.6ポイント)
7日は小幅ながらも3指数ともに上昇。
12月の貿易収支で赤字幅が縮小したことを背景に、一時ダウは
100ドル以上上げる場面もありましたが、原油価格が急落。
原油価格の急落を受けて、石油関連株も下落を開始したことで
株式市場全体も上昇の勢いを失い、最終的には
ダウ平均で+37ドルの小幅な上昇にとどまりました。
原油の在庫が過去最高近辺となることが予想されており
春に向けて原油余りが懸念された結果、原油価格(WTI)が
53ドル台から51ドル台に約2ドルの急落となりました。
そして原油価格の下落が原油関連株の下落にストレートに
繋がり、ダウ平均採用銘柄の下落率では
1位シェブロン(-1.41%)
3位エクソンモービル(-0.65%)
となり石油大手が値下がり率1位と3位となりました。
株式市場は小康状態ですが、原油価格の下落の一方で
金価格も上昇しており、今後の金融市場の変化を予見させる
動きが出ています。
株式市場だけではなく、為替や商品市場といった周辺市場の
状況にも注意しながら、次の市場の方向性を探りたいと思います。