ロシア疑惑の影響で全面安の展開でリスクオフへ
5月17日(水)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,606ドル(-372)
・S&P500 2,357.0ポイント(-43.6)
・ナスダック 6,011.2ポイント(-158.6)
17日は3指数揃って大幅な下落となり全面安の展開。
トランプ政権を巡るロシア疑惑が、遂に金融市場に本格的に
影響を与える事態となりました。
これまで連日高値を更新のナスダックも大幅に崩れ
下落率はダウ平均以上となりました。
ダウ平均採用銘柄では上昇銘柄が5銘柄のみという惨状。
下落率では
1位ゴールドマンサックス(-5.27%)
2位JPモルガンチェース(-3.81%)
3位アップル(-3.36%)
となり金融株及びハイテク株が大きく下落しました。
また先週は史上最安値水準に沈んでいたVIX指数が
一気に窓を開けて急上昇。
市場はリスクの高まりを感じています。
原油価格(WTI)は落ち着いているものの、金価格が急騰し
市場はリスクオンからリスクオフの入れ替わりを見せました。
またドルの相対的な強さを表すドルインデックスも、これまでの
抵抗帯を大幅に下落し、ドルも大きく売られました。
大幅な下落を見せたアメリカ市場ですが、今後はトランプ相場の
巻き直しに警戒が必要。
今後のロシア疑惑をめぐる議会の動きやトランプ政権の対応等に
注目しつつ、金融市場の動きを注視したいと思います。