ロシア疑惑の傍らで3指数揃っての上昇
5月18日(木)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,663ドル(+56)
・S&P500 2,365.7ポイント(+8.6)
・ナスダック 6,055.1ポイント(+43.8)
18日は3指数揃っての上昇、前日のロシア疑惑での
大きな下げは、まずは1日で終了しました。
しかし特別検察官の任命や大統領の弾劾の動きが
議会で生じ、ロシア疑惑は深まる一方です。
そんな中で金融市場は一昨日同様、ロシア疑惑は
なかったかのような振る舞いとなりました。
ただし昨日ダウ平均で372ドル下げているため
3指数揃って上昇したとは言え、その上昇は限定的。
ロシア疑惑での株価下落の影響は長く残ると考えられます。
大きな理由なく株価は上昇しており、単なる昨日の
戻しと理解するのが合理的です。
問題はこの先、再び高値を更新する程の上昇を
見せるかどうかと言えます。
大きな下落が1日で終わったことで、マーケットには
楽観論も出てきています。
しかしながら恐怖指数と言われるVIXも
昨日と同様の水準を維持しており、また金価格も
下落しておらず、リスクオフは継続。
楽観視は時期尚早です。
明日は金曜で値動きが出ない可能性もあるため、今後の
動向は来週の値動きを見ながら判断したいと思います。