ロシア疑惑報道が相次ぐ中、2営業日続けての上昇
5月19日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 20,804ドル(+141)
・S&P500 2,381.7ポイント(+16.0)
・ナスダック 6,083.7ポイント(+28.5)
19日は3指数揃ってしっかりした上昇。
ロシア疑惑の報道が相次ぐ中でも、2営業日続けての
上昇となり、株式市場の力強さを感じることができます。
株式市場を押し上げたのは原油価格(WTI)の上昇。
この所、上昇基調を強めていた原油価格は19日には
遂に節目の50ドルに到達。
50ドル到達後も値下がりすることなく、価格を維持し
1日で1ドル以上の上昇となりました。
ダウ平均は141ドルの上昇ですが、ダウ平均採用銘柄で
下落したのは4銘柄のみ。
上昇幅はそれ程でもありませんが
ほぼ全面高に近い状況と言えます。
ロシア疑惑の報道が相次ぐ中での2日続けての株価上昇及び
全面高に近い展開は、非常に不思議な光景ではあります。
ただし大統領の弾劾は非常にハードルが高いため
疑惑は疑惑のまま終了、との可能性を感じている投資家が
多い可能性もあります。
ともあれロシア疑惑の行方は来週に持ち越しとなりました。
ロシア疑惑をめぐる動きが金融市場にどのような影響を与えるのか
来週も注意深く探っていこうと思います。