ECBドラギ総裁の発言を契機に市場心理が悪化
6月27日(火)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,310ドル(-98)
・S&P500 2,419.3ポイント(-19.6)
・ナスダック 6,146.6ポイント(-100.5)
27日は3指数揃っての下落、先週後半から若干戻しの方向に
動いていたナスダック指数が再び大きく下落し、下落幅が
約100ドルとなりました。
ECBドラギ総裁が、物価に強気の見方を示し、市場は金融緩和の
縮小に前向きと捉えた結果、欧州株が下落。
ドイツ市場、イギリス市場ともに下落の中スタートした
アメリカ市場も下落でスタート。
しかし市場は金融緩和縮小のイメージが払拭できず
アメリカ市場も下落。
特に戻しが鮮明のハイテク株に売り注文が
多く入りました。
ダウ平均採用銘柄の下落率では
2位マイクロソフト(-1.87%)
3位シスコシステムズ(-1.49%)
5位アップル(-1.43%)
7位インテル(-1.23%)
となりハイテク株は総崩れとなりました。
また前日まで株式市場は徐々に楽観ムードとなり
VIX指数が歴史的な安値水準に位置していましたが
再度上昇。
まだ平常レベルですが歴史的な安値水準を
脱することになりました。
ドラギ総裁の発言を契機とする値動きが
一時的なものか、今後に影響を与えるものか
注意が必要です。
明日以降の値動きに注意したいと思い
2017年6月28日