小動きながらナスダック指数が下落、基調に変化の兆しが
6月30日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 21,349ドル(+62)
・S&P500 2,423.4ポイント(+3.7)
・ナスダック 6,140.4ポイント(-3.9)
30日はダウ平均及びS&P500が上昇しナスダック指数は
下落となり、まちまちの展開。
これまで一本調子で上昇のナスダック指数に
変調の兆しが。
今週は5営業日の中で4営業日が陰線となりました。
過去大きく陰線で値下がりしても、陽線の連続で
高値更新というパターンが継続しましたが
今週は陰線の連続で安値を探る展開となっており
昨年11月以来の状況となっています。
またダウ平均は+62ドルとなる中で、ダウ平均採用銘柄での
上昇率トップとなったのはナイキの+10.96%。
同社がアマゾンでの製品販売を試験的に行うとの発表が
材料視され、大きく値上がりしました。
上昇率2位のキャタピラーが+1.72%であり、いかにナイキ株の
上昇が飛びぬけているのかが分かります。
全体的には株価を動かす材料不足で、ナイキのように
個別株の事情で株価が動いた1日となりました。
値動き自体は少なかったものの、これまでの上昇一辺倒から
状況が変化しつつあるナスダックの状況に、特に留意しながら
今後のアメリカ市場を見守っていきたいと思います。