来週のFOMCが意識され大人しい値動き
3月16日(金)のアメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,946ドル(+72)
・S&P500 2,752.0ポイント(+4.6)
・ナスダック 7,481.9ポイント(+0.2)
16日は3指数揃っての上昇となりましたが
ナスダック指数は殆ど動かず。
一方でダウ平均が上昇し、ダウ平均とナスダック指数の
間で生じていた、乖離を解消するような値動きを見せました。
発表された経済指標が改めて米国経済の
好調さを表すものとなり、株式市場は概ね買いのムードに。
しかし来週のFOMCでの政策金利引き上げが
意識され、また金曜日でもあり買い上がるような
展開とはなりませんでした。
ただし大きく値が動いたのは原油価格(WTI)。
比較的大人しい値動きを見せた株式市場の一方で
原油価格は61ドル前半から62ドル半ばまで一気に上昇。
結局、週初からの下落の動きが帳消しとなり
週では行って来いの値動きとなりました。
また久しぶりに原油価格が株式市場に関係なく
動くことになりました。
来週は21日のFOMC後に政策金利の引き上げが予定されています。
よって21日までは様子見の値動きが予想されます。
利上げ自体は織り込み済みですが
新任のパウエルFRB議長の初仕事となるため
FOMCの存在を意識しながらの取引を心がけたいと思います。