米長期金利上昇を背景に為替が動く
4月23日(月)アメリカ市場は以下の通りとなりました。
・ダウ平均 24,448ドル(-14)
・S&P500 2,670.2ポイント(+0.1)
・ナスダック 7,128.6ポイント(-17.5)
23日はダウ平均は下落するも14ドル安と小動きで
S&P500、ナスダック指数も大きな値動きは無く
様子見の一日となりました。
株式市場の値動きは少ない一方で
為替市場ではドル/円が108円台突入。
またユーロ/ドルも1月以降続くレンジ相場の
下限に達するなど、大きな値動きが生じることになりました。
全般的にはドルが買われる流れで、ドルインデックスが
大きな上昇を見せました。
為替市場の値動きの背景は米長期金利の上昇。
米国債の指標となる10年債の利回りが4年ぶりに3%に迫っており
金利上昇がまずは為替市場に影響を及ぼした形となりました。
ダウ平均採用銘柄の下落率では1位に
ゴールドマンサックス(-2.10%)がランクイン。
これまで金利上昇は収益増の追い風要因と捉えられていましたが
4月の金利急騰が金融市場の混乱要因として意識され始めています。
金融市場を動かすファンダメンタル要因として
米国の金利が浮上する形となりつつあります。
金利要因が株価にまで影響を及ぼすことになるのか
引き続き金利の動向も注意深くフォローしたいと思います。